創成ミライ

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信号発生器あれこれ【XR2206】


 

どうも、オカラボです。

今回はまたまたまた不良品です。当該の商品は以下の信号発生器。

 

 

小型で安価ながら正弦波や矩形波を出力できるという代物です。

PCオシロスコープに信号発生機能がついているので不要かと思っていましたが、巷にあふれる中華電子工作キットというものに手を出してみたくなったので、値段も安いですしポチっといきました。私の購入当時で695円でした。

 

('ω')<ケース付きなのは魅力的

 

 

Amazonで別に買ったパーツボックスと一緒に届きました。

サイズは手のひらサイズ。ICなどがそのまま入っているのがちょっと怖い。

 

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ICとかそのまま入ってる

幸い、ICのピンは曲がっていませんでした。

あの詰込みで曲がらないのはある意味奇跡ではないでしょうか。

しかし最大の問題はこれです。間違いなく。

 

 

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oh

 

なんとコンデンサが潰れています。

コンデンサが潰れているというのは初めてです。

ということは容量もいかれているんじゃないですかねぇ・・・?

 

さすがに不安なのでLCRメータで測定したところ、容量は10.14µFでした。

説明書に記載の値で容量は10μFなので容量は大丈夫そうですね。

 

('ω')<まぁ怖いし使わんけど

 

さらにピンも2*5Pではなく2*4Pが入っていました。さすがに同梱不良です。

 

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何が何やら

 

ということで販売元に連絡。最近多いですね、こういうの。

 

('ω')<同梱のピン2*4Pだけど。コンデンサも潰れてる

 

( ゚Д゚)<200円返金するから勘弁してくれ

 

('ω')<ok

 

というわけで200円返金で手打ちです。(内訳は146円がAmazonギフト、54円がカードに返却。逆に困るような返金の仕方ではある)

 

ところで、10µFのコンデンサとかあったかなぁ・・・?

 

 

とりあえずパーツボックスを探してみる。

・・・ないな。

 

 

どうも我が家に10µFのコンデンサは無いようです、残念。

仕方がないので他のパーツだけを実装しちゃいます。

 

 

 

製作

 

付属の回路図は以下。

 

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まぁなんとかなるやろ

 

Amazonのレビューや製作記事を漁るも、やはりというかなんというかどれも完成したものばかりなんですよね・・・。というわけで地道にやっていきました。

 

まず抵抗器は抵抗値をあらかじめ計っておきましょう。この際、LCRメータを使うと便利です。テスターでは安定して測定できないので結構ストレスが溜まりますし。

私は過去記事で紹介したLCRメータを使っています。

 

 

okayamalabo.hatenablog.com

 

はんだ付けするパーツは背の低いものからやっていきます。大抵は抵抗器からですね。

実際、仮にはんだ付けする箇所を間違えたところで抵抗は手に入りやすいですし、替えが効くので大丈夫でしょう。ICさえ壊れなきゃ何とかなります。

 

ところで、なぜ付属の抵抗器は足の長さがバラバラなんだろう・・?

 

 

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極性がありそう

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適当に切りそろえました




ではサクサクやっていきましょう。可変抵抗器は3つのうち1つだけ種類が違うので注意。裏面の表記を頼りに分けておきます。

 

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注意です

 

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これに実装していく

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まずは抵抗を実装

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セラミックコンデンサを実装

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ICソケットを実装

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電解コンデンサとピンを実装

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残りの可変抵抗器などを実装

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完成です

 

問題の10µFはC4に入る(予定)です。まぁC4が未実装でも周波数の一部レンジが出ないだけで動作はするでしょう。

あとはケースに組んで完了です。しかしケースも中々謎な構造でした。

 

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なんだこの穴

付属のネジをそのままねじ込むのでしょうが、付属のネジはM3、たいして穴はM2.6相当です。入るはずがないですね。というわけでステップドリルを用いて3mmの穴に拡張しました。アクリルなので割れを警戒して慎重にやりましょう。

 

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拡張

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付属のナットだと長さが足りなくなったので手持ちの物で代替

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完成!

 

とりあえずこれで完成。C4は手持ちのを適当に実装します。

 

 

 

 

 


動作確認

PCオシロで出力を確認してみます。

XR2206はデータシート上で入力電圧が10V~26V(だったかな)なので、12Vや14Vを印加してみました。電源電圧によって信号の出力電圧は変化します。

 

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印加12V

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印加16V

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印加20V

 

印加電圧14V程度で、出力電圧は大体1Vp-p付近になります。

また、高い周波数領域では信号レベルは低下します。無理に可変抵抗器を操作して振幅を大きくすると、信号がクリップすることを確認済。

なお、9V電池でICを動かすと出力信号は精々600~700mVp-pでした。そのままは使えませんね。

 

追記:いろいろ触ってるうちに出力7Vp-pが出たりしたので正常なんでしょうか?

とにかく、今はデータシート通りの出力が得られています。

 

出力電流は不明ですが、まぁおおよそµAオーダーでしょう。

信号の振幅や電流が欲しければ増幅するしかないです。値段を考えると中々面白い品ではありますね。(使いこなせるわけではないけど)